人事に激プッシュされたものの、最終で落とされた話3選。
自分で言うのも恥ずかしいが、私は人事の若手社員に好かれる傾向があるようだ。
理由としては、若手人事とは、説明会の段階から選考に参加するたびに、直接話すなど接する機会が多かった。しかも年齢が近く、かなり話しやすい。直に接する中で、徐々にあふれ出る私のキャラクターや性格などを受け止めてくれた。そしてそれらを評価し、特別選考ルートに乗せてくれることが多かったからだ。
目次
①将来ビジョンの相違で落とされる
超大手企業の中核グループ会社を受けた時のお話。
私のことを評価してくれた人事は若手で、人の顔をすぐ覚えるような記憶力の良い人物。
説明会やイベントの段階から、名前と顔をすぐに覚えてくれた。
参加人数が20人以下と少ない中で、私は質問をしたり発表をしたりすることが多かったらしく(あまり記憶にない。)目立っていた(?!)からだそうだ。
その人事は、面接が始まった段階で実質リクルーターのような存在として、私が内定を獲得できるように丁寧にサポートしてくれた。
選考過程を省略してくださり、本来なら3回ある面接を2回に減らしてくれた。
4回ほど個人的に電話をしてきて、事細かなアドバイスをしてくださったうえ、
最終面接前にペットボトルのお茶をおごってくれるくらい、私に寄り添ってくれた。
しかし最終面接で登場したのは、社長。
会社のことを誰よりも知り尽くしている人物である。
私が関わりたい仕事や将来像について話すと、
社長に「その仕事をやるなら、わが社ではなく、他の企業だね。」とバッサリ切り捨てられた。
その瞬間に面接終了。
そういえば、すごく穏やかで冗談好きの社長らしいが、面接中は終始険しい顔ばかりしていた。
結果は言うまでもない。
②企業理解度の低さがばれて落とされる。
某中堅、東証一部上場メーカーを受けた時の話。
私のことを評価してくれた人事は、入社2年目の女性と5、6年目の男性。いづれも若手である。
リクルーターとして寄り添ってくれて、年齢が近いことからかなり話しやすい方々だった。
毎度の面接の直前と直後、たわいもない話をしてくださるなど、こちらの心理的負担も軽くなり、とてもありがたかった。
面接のフィードバックや改善点も伝えてくれた。
私が重要な書類を忘れてしまった際も、最善の対処をしてくださり、なんとか最終面接に上げてくれた。
しかし最終面接で登場したのは、役員級のド偉い社員。
会社のことを、社長と変わらないくらい知り尽くしている。
その社員はかつてないくらい鋭い質問をしてきたため、私の知識不足、理解不足が露呈した。
他にメーカーは受けているの?他の内定企業はなんてところ?なんでその業種を受けているの?海外事業って具体的に何やるか知ってるなら説明してみてよ。どんな雰囲気の会社に入りたいか具体的に言ってみてよ。
といった具合に。
結果、これである↓
③志望度の低さを感じ取られ、落とされる。
地域密着型中小企業を受けた時のお話。
人事は入社3年目くらいの女性社員。
面と向かってぜひ入社してください♡って言われたし、
一次から役員面接を行うなど面接の回数も減らしてもらえた。
一次面接も即日合格を出してくれた。
そして最終面接で登場したのは社長。
若手女性人事と違って、初対面である。
私は、内定が4社あること、他企業の選考状況を正直に答えてしまったため、
志望度が低いと初対面の社長に判断されたようだ。
詳細は↓
これらの経験を通して、
人事が評価してくれるからと言って、必ずしも内定をゲットできるわけではないことが分かった。
会社のトップ層が私を評価してくれなかったのがすべてに共通する原因である。
知識不足、理解不足、将来像の違い、志望度の低さ これらは自分でも予想できたはずなのに。これらを上手く取り繕うチャンスはたくさんあったはずなのに。
完全に私の努力不足である。
しかし、若手社員は私を評価してくださった。
そのことについては自信を持ち、ポジティブに考えつつ、これから自分の至らなさも直していきたいと思った。