落とされる原因まとめその3〜能力編〜
本日も引き続き、落とされる要因まとめ をお送りする。
本日は、学歴、語学力を中心とした能力編。
ひええええ。
私自身、ごく一般的な学生であり、特別高いスペックを備えているわけではないが、
能力の低さを理由に落とされることは少なかったと思う。
しかし、ゼロではないのが事実。
目次
学歴問題
昨今、学歴フィルターの存在が問題視されているが、
フィルターを使っていなくとも、学歴に注目する企業はほぼ100パーセントに達するのではないか?
理由は二つ。
①高学歴の人を採用したら、世間的に見栄えが良くなるから。
②高学歴の人を採用する方が、人事としての社内評判が上がるから。
①に関して。
無名大学の出身者ばかりが入る会社よりも、東大京大早稲田慶応出身者が多い会社の方が、
世間の信頼度や人気度、好感度が高く、崇められる。
前者がどれだけ力を持った会社であっても、後者の方が見栄え的に圧倒的に勝るのである。
②に関して。
人事の人間も一社員であるため、高評価と昇進を狙っている。
しかも人事の評価基準といえば、採用活動の充実具合がかなり大きなウェイトを占めるだろう。
そのため、学生と接することが少ない会社のお偉いさん(非現場社員)からすれば、
より高学歴の学生をより多く獲得すること=採用活動の成功 と認識するはずである。
もし東大京大早稲田慶応出身の学生が、入社後なにか失敗しても、「あいつは失敗したけれど、高学歴だしまあいいか」となる場合もある。
しかし無名大学の出身者がなにか失敗すれば、人事人間は上司から「なんで無名大学から採用したんだ、ほら言ってみろ」と責めるのである。
語学力問題
最近の会社のほとんどは海外進出を目論んでいる。
実際、私が説明を受けた100社程度のうち、海外の話がなかったのは1,2社くらいしかなかった。
その状況の中で重宝されるのが、語学力が高い学生である。
特に、留学経験者はかなり強い(実体験より)
しかし注意しなければならないことは以下の二点である。
①TOEICの高得点がすべてではないが、比較材料として注目される場合がある。
②留学経験ありの日本人学生よりも、日本の大学に在学中の留学生の方が圧倒的に強い。
①に関して。
TOEIC900点だから絶対に内定が取れる!ということは決してない。
しかし、もし学歴、人間性、熱意などの点で評価が拮抗し、どの学生を合格させようか迷うという場合、
TOEICの点数が高いほうを合格させるのである。
海外志向が高い中では、自然な現象である。
また、②に関して。
留学経験があり、中国語が話せます!という学生も多いと思うが、正直ネイティブレベルに達する者はほとんどいない。
一方で、日本に現在留学している中国人学生の方の中国語のレベルは、もちろんネイティブレベルである。
しかも日本に来る中国人留学生の日本語能力はこぞってかなりのものである。
N1レベル(日本語検定最上級)であることが多い。
この場合、中国進出に力を入れたい企業からすれば、
まあまあ中国語ができる日本人学生よりも、中国語ネイティブで日本語をぺらぺら話せる中国語人留学生の方が欲しいだろう。
今日まとめたことは、就活のすべてではない。
前回、前々回まとめたことよりも、正直重要性が低いと実感している。
でも、いつか必ず、能力の点で壁にぶつかることがあると思う。
東大出身、TOEIC満点、バイリンガルでない限り。