この就活軸のせいで就活留年しました。
前回に引き続き、就活留年時のお話。今回は1度目の就活の失敗要因となった、就活軸にテーマを絞っていく。
今回まとめていくような就活軸のせいで、就活が迷走したように思う。それほど重要なパートを占めているのだろう。
もし読者さんの中で、自分の就活軸が以下の就活軸に似通ったり被っている場合は要注意である。
迷走就活軸①世の中を広く支える
今思えば本当にくだらない軸である。なぜなら、どの業界のどの企業も、世の中で何か支えているものがあるからこそ存在しているから。世に何も成果物を出していない企業なんか存在しないではないか。就活軸として企業を絞っているように見えて、何も絞れていない。
当時の私がこの軸に当てはまる企業としてざっくりとイメージしていたのは、いわゆるBtoCで大手・有名企業(特に食品メーカー)だった。でもよく考えたら、BtoBの企業が存在しないではビジネスするからこそBtoCがビジネスできるわけである。
本当に、私の無知さと安直さと視野の狭さの権化であり、思い出すと恥ずかしいくらいである。
面接でこの軸を話した時に面接官が思ったのは
「なぜその軸だけで〇〇業界を選び、その中でも弊社を受けたのだろう?志望度の高さがわからない。こんな人には合格は与えにくい」だと勝手に予想している。もちろん、この軸を答えた面接は全滅だった。
迷走就活軸②フィンテックに関わる
フィンテックは当時興味を強く持っていたことである。知識不足な上に視野が狭かった私に、偶然フィンテックに関する話が吹き込まれたために、面白そう!興味ある!仕事にしたい!などと思い始めたことがきっかけ。
社会情勢としては、
・東京オリンピックを控え、クレジットカード使用頻度の高い外国人観光客のニーズに応えるチャンス到来
・日本人のクレカ使用率は低く、伸びしろがある
の2点で、需要のある就活軸だったと言える。
しかし肝心なことが抜けていた。
なぜ経済学部でもなく、今までフィンテックに関わる体験やエピソードを持ち合わせてこなかった人間が、フィンテック事業に関わることを志望し始めたのか?
社会情勢を上手く捉えることができていても、なぜそれに取り組むのが私でなければいけないのかという強い理由がなかった。
もちろんこちらの軸も全滅。
迷走就活軸③住宅建設に関わる
①,②の軸が全滅したことで突如発生した新しい軸。ここまで来ると、軸のブレ加減も激しすぎる。
幼い頃に実家の建築を見続けたという経験から思いついた軸であり、「人生で最大のお買い物のお手伝いをしたい」というメジャーな軸とは差別化できた。
しかし、家づくりにそんな思い入れがあるなら、なぜ理系選択にして建築学科に進まなかったん?ってなるだろうが、偶然にも内定はもらえた(競争率低め)
最後に、
軸がブレブレになっても内定は貰えるが、必ずしも納得内定とは限らない。
就活留年をしたくなければ、今回まとめたクソみたいな軸を反面教師に、自分に合った就活軸を定めるべきである。