女子のキャリアプラン形成って難しすぎませんか?
面接において、特に大手・有名企業からは、将来像を含めたキャリアプランをよく質問された。
中には、キャリアプランシート なるものを提出させ、どの事業部のどの職種で何年 といったレベルまで書かされた。
だが、これについてはいささかわだかまりが残った。
今日はその疑問点についてまとめていく。
目次
社会人一人前と見なされる年齢=出産・子育て適齢期
大手・有名企業は研修に時間をかける事が多い。
入社後3年間は研修 ということもざらにある。
そこから実務経験を積み始め、ある程度の事業を任せてもらえたり、海外事業に関わらせてもらえたりする。(四年目〜五年目以降)
そしてその経験をもとに昇進していく。
しかし、女子にとって大きな問題がある。
それは、出産年齢だ。
看護学科の友人が口を揃えて言っていたのは、出産適齢期=20代 だった。
そのため、
結婚・出産願望がある女性社員にとって、
出産適齢期に出産することととキャリア形成の両立は酷なものになる。
狙った時期に必ずしも出産できるわけではない。
上に書いた通り、某会社(大企業、商社兼小売りのような形態)の選考では、キャリアプランシートを書かされた。
そして、キャリアプランを考える際、リクルーターから一つアドバイスをもらった。それは、
結婚・出産・子育ての時期も考慮しながらキャリアプランを考えてみてね。
パッと聞いた感じ、ワークライフバランスにも気を遣っている会社だと思ったのだが…キャリアプランを書いていくうちにいくつか疑問が生まれてくる。
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入社○年目(28歳)結婚
入社○年目(29歳)出産、育児休業
入社○年目(30歳)職場復帰、時短勤務、△事業部バイヤー
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このような理想を持つのは自由だけど、結婚・出産ってこんなに狙った通りにできるわけなりだろう??
逆算すると、
30歳のうちに職場復帰するためには
29歳で出産し、
そのためには28歳にはタイミング良く妊娠し
そのためには27歳には相手に出会っていなければいけない。
そもそも相手にさえ出会えないかもしれない。
相手に会えたとしてもプロポーズされないかもしれない。
妊娠を試みても、実は私は不妊症かもしれない。
不妊治療をしなければいけないかもしれない。
大学生である今思い描くキャリアプランは、残念ながらあまり役に立たなそうだ。
就留女(するめ)の理想のキャリアプランは、実現困難。
私の理想のキャリアプランはこちらである。
〜入社五年目 バリキャリ期(バリバリとキャリアを積み上げる)
↓
〜入社10年目 産休育休(子ども2人以上欲しい)あるいは退職
↓
〜入社17年目くらい ゆるキャリ期(子育てに力を入れる、時短勤務)
↓
〜定年 バリキャリ期(子育てひと段落)、昇進
でもこのキャリアプランは、現実的にかなり厳しいと、企業の人事に釘を刺された。
・もし途中で一度退職したら、再び正社員として雇ってもらえることは難しい。
・40代以降でのキャリアアップは能力面、企業の待遇面で困難。なぜなら年齢を重ねるにつれて柔軟性、知識吸収力が劣る可能性大。また、企業側は40代オバハンより20代ワカモノの方が伸びしろありと見込むから。
私のように、専業主婦ではなくキャリアウーマンになりたい女子が、仕事も子育ても両立できる体制が整って欲しい!
そう願う毎日である。