ベトナムでGrab Foodを使ってみた
皆さんはGrabというサービスをご存じだろうか?
シンガポール発祥の配車アプリで、タクシーやバイクタクシーを誰でも簡単に手配することができる。ベトナムで最も普及しており、利便性や満足度はかなり高い。
Transport, Food Delivery Service and Payments Solutions | Grab
その系列サービスであるGrab Foodは、日本でいうLINEデリマのような宅配フードサービスである。
今回はそのGrab Foodを実際に使ってみた感想を赤裸々に述べていく。
①サービス概要
基本的に、日本のピザ宅配などと流れは変わらないのだが、唯一違うのは運んでくる人。
日本なら、その頼んだお店の人がバイクを運転し、直接届けてくれる。しかしGrab Foodの場合は、Grab管轄下の運転手がお店に商品を取りに行って届けてくれる。
変な言い方をすれば、パシリみたいなものである。
ただ、英語もしくは現地の言葉が理解できないときついところがある。
②一連の流れ
まずGrabのアプリを開き、foodを選ぶ。
近くのお店が画面上に何件か出てくる中で、例えばこちらを頼むとしよう。
ロッテリアのファミリーセット(151000ドン)を一つ、下の緑のボタンを押して注文。
宅配代と合わせると166000ドンらしい。ちなみに日本円に換算すると約830円(ファミリーセットなのに安い!)
画面下の緑のボタンを押して注文確定。
運び屋の名前、バイクのナンバーが表示されると同時に、あと26分から31分で到着予定とのお知らせ。
バイクがだんだん自分の現在地に近づく様が見れて、少し面白い。
画面にはあと5-6分で到着予定と表示されている。
途中、詳しい場所を確認するためにも、運転手から電話がかかってくる場合がある(もちろん現地の言葉でやり取り)(涙)
だいたいその時間通りにバイクが到着。
その場で現金を支払い、商品を受け取って終了。
レシートがメールで届く場合もある。
③感想
バイクで運んできてもらうため、飲み物がこぼれかけていたり箱が変形したりしていたが、それは許容範囲である。
商品自体には全く問題なく、安く、おいしく食べることができた。宅配のクオリティとしては大満足。
ただ、現地の言語をある程度修得している人に助けてもらうことが必要不可欠だろう。なぜなら、運び屋と直接電話でやり取りする可能性がかなり高いから。
(そして、つまり、現地用の電話番号も取得する必要あり)
言語面でハードルが高いかもしれないが、現地の料理の味付けに飽きた時や、単純に外出するのがめんどくさいときにおすすめである。
現地にフィールドワークに訪れている研究者や、留学中の学生が対象者に当たるのだろうか。
日本のピザ宅配やLINEデリマでは、運び屋のリアルタイムな現在地がわからない他、あと何分で来るかなどはあまり正確ではない。
GrabやGrab Foodは、スマホアプリを使い、最新のテクノロジーを十二分に活用した便利なサービスである。
日本よりもはるかに先を行くもので、使ってみると面白いだろう。